家の査定額はどうやって決まる?不動産会社がチェックする「3つのモノサシ」|不動産売却の基礎知識⑦
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不動産の売却を考えたとき、
一番気になるのは「自分の家がいくらで売れるのか」という価格ですよね。
しかし、不動産の価格にはハッキリとした定価がなく、
分かりづらいのが正直なところです。
不動産会社はいったい何を基準に価格を決めているのでしょうか?
今回は、専門家が使っている「3つのモノサシ」を、分かりやすく解説します。
■不動産会社が使い分ける「3つの査定方法」

家やマンションの種類によって、不動産会社は主に以下の3つの考え方を使い分けています。
1. 「作り直したらいくら?」で考える(原価法)
今ある建物と同じものを、もう一度建て直したらいくらかかるかを計算し、
そこから古くなった分だけ金額を引く方法です。
「建物の価値」を計算するのによく使われます。
計算の根拠がはっきりしているので納得しやすいですが、
その場所の人気度などは反映されにくいという面もあります。
2. 「貸したらいくら稼げる?」で考える(収益還元法)
その物件を賃貸に出した場合、毎月いくらの家賃が入るかという
「稼ぐ力」から逆算する方法です。
主に投資用のマンションやビルを査定するときに使われます。
住むための家であっても、「もし貸したらこれくらい価値がある」
という目安として確認することがあります。
3. 「近所の家はいくらで売れた?」で考える(取引事例比較法)
「似たような近くの家が、最近いくらで売れたか」を参考にする方法です。
普通の家やマンションの査定では、ほとんどの場合この方法がメインになります。
今の市場の雰囲気に一番近い価格が出せますが、
過去のデータがたまたま安すぎたり高すぎたりしないか、
プロの目で見極める必要があります。
■「査定価格」でそのまま売れるとは限らない理由

ここで一つ、心に留めておいていただきたいことがあります。
それは、「査定で出た金額」と「実際に売れる金額」は別物だということです。
不動産は、野菜や魚と同じ「生もの」です。
たとえ過去のデータが3,000万円であっても、
実際の売却価格は以下の理由で変わってしまいます。
ライバルの存在
売り出すときに、すぐ近所でもっと安い家が売り出されていたら、
そちらにお客さんが流れてしまいます。
タイミング
「今すぐそのエリアで探している人」が何人いるかという運も関係します。
相性
「どうしてもこの学区がいい」という強い希望を持つ買主様が現れれば、
相場より高く売れることもあります。
不動産会社が直接買い取る場合を除き、
最終的な価格を決めるのは「一般の買主様」との縁。
査定価格はあくまで「売却を始めるための目安」なのです。
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■まとめ:査定額は「作戦を立てるためのヒント」

査定価格は、決して「絶対的な正解」ではありません。
まずはこの数字を基準にして、「いつまでに、いくら以上で売りたいか」
という作戦を立てることが大切です。
査定の仕組みを少し知っておくだけで、
不動産会社との相談もスムーズになり、納得のいく売却へと繋がります。
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