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2022.11.20 / 最終更新日:2022.12.11

掘り出し物件の探し方|知っておきたい不動産購入の知識

  • #Mr.T
  • #不動産購入

人は何かを買いたいと思った時、安くて良いものが欲しいと思うのが普通です。

それが高価なものであればなおさらだと思います。

今回は不動産の「掘り出し物件の探し方」について解説します。

■相場よりも格安で条件の良い物件

結論から言うと「相場よりも格安で条件の良い物件」を見つけるのはほぼ不可能です

ただ、何かしらのデメリットがあって相場より安い物件は存在しています。希望条件に近い格安不動産を見つけたときに、安い理由を確認し、それが許容可能であればその物件は掘り出し物だと思います。

■不動産の価格には理由がある

多くの人が良いと思う条件の物件は価格が高くなりますし、多くの人が避けたい条件の物件は安くなります。また、不動産を売却する方は、当然「なるべく高く売りたい」と考えています。それにもかかわらず相場よりも格安な価格に設定するとすれば「そうせざるを得ない理由」があると考えられます。

その理由の多くは、何かしらのデメリットがある場合です。例えば、大通りに面していて騒音・排気ガスの影響が強い、高圧電線の直下、隣地にゴミ屋敷があるなどの場合は多くの人が敬遠するので価格を安く設定する必要があります。これらデメリットを確認した時に、「自分は大通り沿いに住んでいたこともあるし気にならない」など許容可能であれば、ぜひ前向きに検討すべきだと思います。

格安物件を見つけたときは「なぜ安いのか?」と考え、その理由を確認して検討することが重要です。

■「相場よりも格安で条件の良い物件」を見つけるのはほぼ不可能の理由

その理由は、単純な話で「格安物件を探して買い集めることを仕事としているプロの不動産業者がいるから」です。不動産の中には、先述したような「デメリットがあり格安なもの」以外に、「物件にデメリットは無いが売主の事情によって格安なもの」も希少ですが存在しています。本来であればこれらが「掘り出し物」と言えるはずですが、そうした物件を探し出し、ライバルに買われてしまう前に買い取ることを生業にしている人達がいます。(こうした業者は、安く仕入れた物件をリフォームして、相場に近しい値段で再販することがほとんどで、読んで字のごとくですが「買取再販業者」と呼ばれています。)

数多くいる業者を出し抜ければ、好条件の格安物件を買うことは可能ですが相手はプロです。出し抜くには当然、プロ以上の情報網・資金力・知識などが必要になります。いち早く情報を得て、いち早く資金を調達し、いち早く契約条件を取りまとめる必要があります。一般の方の多くは住宅ローンを活用して不動産を購入されますが、相手はその準備期間中に全ての手続きを終えることが可能です。いかに困難であるかは想像に難くありません。

■まとめ

格安物件には様々なリスクやトラブルがつきものです。
リスクが高い物件よりも、相場から見て適正な価格で質の良い物件を探すことをおすすめします

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