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2022.11.19 / 最終更新日:2023.05.20

不動産会社はたくさんまわるべきか?|知っておきたい不動産購入の知識

  • #Mr.T
  • #不動産購入

不動産会社はたくさんまわるべきなのか?

不動産を買いたい人は誰もがそう思うかもしれませんし、そう考えずとも数社まわっているかと思います。

不動産会社を複数まわる事は決して悪いことではありません。時間が許す限りむしろまわるべきです。

しかし、「まわる目的」を定めていないと時間や労力を無駄にかけてしまい、良い物件に出会える機会の損失につながることもあります。

今回は、不動産会社をまわるときの注意を説明します。

 

■物件情報取得を目的にまわるのはあまり意味がない

昔は今のようにインターネットもなく不動産会社からでしか物件情報が得られないうえに、会社ごとに抱えている物件情報が違うので、たくさんまわったほうが「理想的な物件情報に辿り着く可能性」がありました。

しかし、最近ではインターネットの発達により、各社が取得可能な物件情報には差がなくなってきています

不動産会社はオーナーから物件情報を預かったら、基本的には「レインズ」という国交省が管轄するデータベースに情報を公開しなければならないことになっています。
この「レインズ」はほぼ全ての不動産会社が閲覧可能なので、多くの不動産会社は不動産を探しているお客様には「レインズ」からの情報を基に物件をご紹介しています。

実際にたくさんの不動産会社をまわっても、同じ物件情報が出てくるはこのレインズがある為です。

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■良い担当者に出会うためにまわる

前述のレインズにより、どこの不動産会社で買っても「本質的に同じ」になりました。それゆえ「抱えている物件情報が違う」ことを期待してまわるのは無意味です。

しかし、レインズにより情報が同じであっても異なる不動産会社から紹介される物件情報が全て同じとも限りません。提案する営業担当が違えば紹介される物件情報も違います。

このことから「抱えている物件情報が違う」ことを期待するのではなく、「自分に合った提案をしてくれる営業担当を探す」という目的で、まわるべきだと思います。

「希望通りの物件情報を持っていなかった」という理由で不動産会社を選ぶのはあまり良くありません。物件情報は日々入れ替わっていますので、その瞬間に希望に合った物件情報が存在するかは運次第です。どんなに腕が良い営業担当者であっても存在しない物件情報は紹介できません。

「瞬間的な物件情報の有無」ではなく「提案内容の良し悪し」で判断すると良いでしょう。

■まとめ

一般の方がご自身の足で理想的な物件の情報を見つけ出すのは大変なことです。
また、優秀な営業さんは自身では思い当たらない、物件のメリット・デメリットも教えてくれるでしょう。
皆様もぜひ、物件情報を目的に不動産会社をまわるのではなく信頼できる営業担当者を見つけ、遠慮なく希望条件を伝えましょう。
本当に良い営業担当者であれば、満足のいく素敵な提案をしてくれるはずです。

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