不動産会社はたくさんまわるべき?複数社を訪問する「本当のメリット」と後悔しない担当者の選び方
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「いい物件に出会うためには、とにかくたくさんの不動産会社をまわらなきゃ!」
そう意気込んで、週末ごとに何軒もの店舗をハシゴしていませんか?
実は、現代の不動産探しにおいて「情報の数」を目的に会社をまわるのは、
あまり効率的ではありません。
しかし、「理想のパートナー(担当者)」を見つけるためなら、
複数社を比較することには大きな価値があります。
今回は、無駄な労力を減らしつつ、最高の物件にたどり着くための
「賢い不動産会社のまわり方」を解説します。
■物件情報に「会社ごとの差」はほとんどない
ひと昔前は、その会社だけが抱えている「抱え込み物件」を
探すために足を運ぶ必要がありました。
しかし、今はインターネットと
「レインズ(不動産流通標準情報システム)」の発達により、
状況は一変しています。
【以前の不動産情報の探し方】
情報の出どころ
各店舗のチラシや看板から情報を得る
情報の鮮度
お店に行かないと分からない
会社の役割
情報を持っている「窓口」
【現在の不動産情報の探し方】
情報の出どころ
レインズ(全不動産会社の情報データベース)
情報の鮮度
ネットでリアルタイムに確認可能
会社の役割
情報を精査する「エージェント」
現在、市場に出ている情報の9割以上は、どの不動産会社でも取り扱うことが可能です。
つまり、「A社にはないけどB社にはある」という状況は、
情報のデジタル化によってほぼ解消されているのです。

※レインズとは?
国土交通省が管轄する、不動産業者間専用の物件情報共有ネットワーク。
売主様から依頼を受けた業者はここに登録する義務があるため、
全国の業者が同じ情報を見ることができます。
関連コラム
■「情報の数」ではなく「情報の見せ方」を比較する
「どこの会社も情報が同じなら、1社でいいのでは?」と思うかもしれません。
ここで差が出るのが、担当者の「提案力」と「フィルターの質」です。
同じ物件データを見ても、担当者によってアドバイスは全く異なります。
Aさん「駅近で人気ですよ!早く申し込みましょう!」(メリットだけを強調)
Bさん「駅近ですが、夜道が暗いので一度現地を確認しましょう。
将来の資産価値としては……」(デメリットや資産性まで考慮)
物件情報は同じでも、それを「あなたにとっての価値」に翻訳してくれる力に差が出るのです。
複数社まわる際は、この「翻訳力」を比較するようにしましょう。

良い担当者を見極める「面談時のチェックリスト」
数社回る中で、「この人をパートナーにしよう」と決めるための基準を3つ紹介します。
1.「買わないほうがいい物件」を教えてくれるか
良い担当者は、あなたのライフスタイルに合わない物件を、
プロの視点ではっきりと止めてくれます。
2.こちらの話を「聞く時間」が長いか
物件の紹介ばかりする人より、あなたの不安や予算、
数年後の生活について深くヒアリングしてくれる人の方が、
結果的に満足度の高い物件を提案してくれます。
3.レスポンスの速さと正確さ
不動産はスピード勝負。「確認して後ほど連絡します」と言ったことが、
いつ、どの程度の精度で返ってくるかは、信頼関係の基本です。

■まとめ

不動産会社をたくさんまわることは、体力も時間も使います。
だからこそ、「物件を探しに行く」のではなく
「自分の価値観を理解してくれるプロを探しに行く」と
目的を切り替えてみてください。
「この人なら一生に一度の買い物を任せられる」
という担当者に出会えたら、そこからはその担当者と二人三脚で、
じっくりと腰を据えて物件を探すのが、実は一番の近道なのです。
