2022.11.14 / 最終更新日:2023.08.18

不動産会社が利用するレインズとは?

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「レインズ」という言葉を聞いたことがありますか?

レインズは不動産会社しか見れないプロ向けの物件情報サイトです。

今回は、レインズについて説明します。

レインズ(Reins)とは?

レインズとは「Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」の略称です。

全国の不動産会社が利用可能で不動産会社は売主から売却の依頼を受けると、この「レインズ」に登録する義務が発生します。※登録義務がない契約形態もあります

レインズの役割は大きく2つあります。

(1)情報の拡散

レインズに登録された物件は、全ての不動産会社が取り扱い可能です。売却依頼を受けていない不動産以外でも、自社の顧客へ紹介が可能です。

レインズができる前は、売主の不動産は依頼している不動産会社しか取り扱いができず情報の広がりが限定的でした。情報を持っている不動産会社に問い合わせした買主にしか情報が伝わらないため、売れ行きがその不動産会社の頑張りに依存してしまっていました。

レインズができてからは、売主はどの不動産会社に依頼しても全国すべての不動産会社に情報が行きわたり、迅速に買主を見つけることができるようになりました。

(2)成約情報の蓄積

売買契約が成立した不動産はレインズに成約事例として蓄積され、全ての不動産会社が閲覧可能です。

不動産の価格の多くは「取引事例比較法」によって求められます。取引事例比較法とは過去の対象不動産と類似した不動産の成約事例を基に、価格を求める方法です。

この成約事例を蓄積することで、不動産会社が次の取引を適切に行えるようになり、査定価格の根拠にもなります。

 

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