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2023.01.08 / 最終更新日:2026.05.08

不動産売買の「片手取引」と「両手取引」の違いとは?仲介手数料の仕組みと知っておきたいリスク

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不動産会社に売却や購入を依頼したとき

その裏側でどのような「お金の流れ」が発生しているかご存知でしょうか?

 

不動産取引には「片手取引」と「両手取引」という2つの形態があり、

これによって不動産会社が手にする報酬は2倍変わります。

 

この仕組みを知っておかないと、

知らないうちにあなたの利益が損なわれる「囲い込み」の被害に遭うかもしれません。

 

今回は、仲介手数料の仕組みと、それぞれの取引がお客様に与える影響について詳しく解説します。

「片手と両手」仕組みの違い

不動産取引には必ず「売主様」と「買主様」が存在します。

 

片手取引(共同仲介)

売主様と買主様に、それぞれ別の不動産会社がついている状態です。

各会社は、自らが担当するお客様からのみ仲介手数料をいただきます。

 

両手取引(直接仲介)

1つの不動産会社が、売主様と買主様の双方を担当する状態です。

1社が両方の窓口となるため、双方から仲介手数料をいただことができます。

 

多くの不動産会社が「両手取引」を目指すのは、

単純に「1回の仕事で得られる報酬が2倍になるから」です。

 

仲介手数料はいくら変わる?(具体例)

仲介手数料には法律で上限が定められています。

【計算式:物件価格 × 3% + 6万円 + 消費税】(400万円超の場合)

 

3,000万円の物件を例に、不動産会社が得る報酬を比較してみましょう▼

 

不動産会社からすれば、同じ「1件の成約」でも、利益が100万円以上変わる計算になります。

ビジネスとして「両手」を狙うこと自体は不正ではありませんが、これが過剰になると問題が生じます。

両手取引に潜む「利益相反」のリスク

両手取引は、1社が全ての情報を握っているため

「話が早い」「交渉がスムーズ」というメリットもあります。

 

しかし、一方で以下のリスクには注意が必要です。

 

① 価格交渉の不透明さ

売主様は「1円でも高く売りたい」、買主様は「1円でも安く買いたい」と考えます。

一人の担当者が両方を担当する場合、果たしてどちらの味方になって交渉してくれるでしょうか?

「契約を成立させて2倍の手数料を得ること」を優先し、安易な値下げを売主様に迫るケースもゼロではありません。

 
② 「囲い込み」の温床

他社から「この物件を買いたいお客様がいます」と連絡があっても、

「もうすぐ決まりそうなので」と嘘をついて断り、自社で買主を見つけるまで情報を隠してしまう。

これが「囲い込み」です。結果として、売主様は「もっと高く買ってくれたはずの人」との出会いを奪われることになります。

信頼できる会社を見極めるアクションプラン

「両手取引」そのものが悪ではありません。

大切なのは、不動産会社が「自社の利益」と「お客様の利益」のどちらを優先しているかです。

以下のポイントをチェックしましょう。

 

レインズの「登録証明書」を確認する

正しく登録されているか、他社に公開されているかを確認します。

 

「ステータス」を確認する

物件が「公開中」になっているか、自分でチェックできる仕組みを利用しましょう。

 

他社からの内覧希望を報告してもらう

「他社からどれくらい問い合わせがあったか」を隠さず報告してくれる担当者は信頼できます。

 

まとめ

不動産取引における「片手」「両手」の違いは、不動産会社の経営だけでなく、

お客様の成約価格やスピードにまで影響を及ぼします。

 

仕組みを正しく理解していれば、担当者とのやり取りの中で「おや?」と気づくことができます。

ご自身の利益を守るために、誠実に情報を開示し、最善の提案をしてくれるパートナーを選びましょう。

 

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