信頼できる不動産会社を選ぶためのポイント|不動産売却の基礎知識⑪
- #Mr.T
- #不動産売却
- #不動産査定
不動産売却どこがいい、、、?
いざ販売活動を行う際、どこの不動産会社に任せるのかを決める必要があります。
今回は、信頼できる不動産会社を選ぶためのポイントを紹介します。
目次
不動産売却が得意な会社を選ぶ
■不動産会社によって得意が違う
不動産会社と一括りにいっても不動産会社によって様々なタイプがいます。
・仲介が得意な不動産会社
・ビルなどを保有する不動産会社
・土地の開発を行う不動産会社
・マンションを建てる不動産会社
・ハウスメーカー
などなど
また、「仲介」の括りで見ても
・売買仲介が得意
・賃貸仲介が得意
・投資系の仲介が得意
など、不動産会社によって得意なものは千差万別。仮に売主様の不動産売却が得意でなくても取り扱うことが出来ます。
不動産会社の得意は一目で分からないため分かりづらいのですが、もし売主様の不動産売却が得意でない不動産会社に売却を依頼してしまうと、その不動産会社にノウハウが無いため納得のいく売却にならない可能性があります。
■不動産会社の得意はHPで分かる
その不動産会社の得意が何なのか知る方法として、不動産会社のHPを確認すること。HPには自社が得意とすることを書いていることが多いため一定の参考にすることはできます
■直接話を聞きに行く
不動産会社のHPにはいくらでも良いことが書けますので、本当に得意なのか直接話を聞く必要があります。
話を聞きに行った際には必ず、「似たような物件を取引したことがあるか」を質問してみましょう。ある程度の切り返しはできると思いますが、あまり得意でない場合は追求していくとあいまいな回答になります。
いつ、どこの物件を、どのように、どれくらいの期間をかけて販売出来たか、これくらい具体的に話ができない不動産会社は注意が必要です。
営業担当者選びも大事
不動産売却は不動産会社に依頼しますが、販売活動や買主様との交渉など実際に動くのは営業担当です。担当する営業マン次第で売却活動の結果は大きく変わるため、信頼できる営業担当を見極めることも重要となります。
■悪いことも正直に伝えてくれるか
営業担当の中には、良いことばかり言ってくる人もいます。例えば、お部屋がどれだけ痛んでいても「これだけ綺麗ならすぐ買い手がつきますよ」。市況が悪くても「今は市況がいいから高値で売却ができます」など、良いことばかりを言う営業担当には要注意です。
良いことを言われて嫌な思いをすることはないですが、それが満足のいく結果に繋がるかは別問題です。理想ばかりでなく、自身の耳が痛いこともしっかり伝えてくれる営業担当さんを探しましょう。
■売却事情を考慮した提案をしてくれるか
不動産会社は売主様の不動産の売買契約が成立して初めて報酬がもらえます。そのため、中には売主様のご事情を一切考慮せず、自社の利益に繋がる売却ばかり勧めてくる営業担当もいます。
営業担当からすると売買契約の締結がゴールですが、売主様からすると売却は自身の目的を達成する一つの手段に過ぎません。「売却より賃貸に出されたほうがいい」「今は売らずに持っておくべきだ」など、自社よりも売主様の利益を考えた提案が出来る営業担当は信頼できます。
■知らないことも知らないと言えるか
営業担当は不動産のプロですが、一口に不動産と言っても法律・税金・金融商品・建築・人間の感情など様々なものが絡んできます。営業担当ひとりがこれら全てを事細かに把握することは不可能です。
ただ、中には売主様にいい恰好をするために、知らないことをあたかも知ったように話す営業担当もいます。不動産は大きな金額が動くため、一つのミスが取り返しがつかないこともあります。そのため、慎重に石橋をたたき、確認しながら取引を進めるべき場面もありますが、その確認を怠り起きたトラブルはたくさんあります。全てを知ったように話す営業担当には気を付けてください。
まとめ
不動産の売却をどこに任せるのかは、突き詰めれば人と人のコミュニケーションです。当たり前のことではありますが、不動産売却という特殊な状況ではそういった当たり前を見失いがちです。本記事を参考にしていただき、ご自身の大切な不動産を任せるパートナー選びにお役立てください。