北側道路の間取り!南道路・東道路・西道路との比較事例!土地探しのコツ②
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基本となる土地の形を知った後は、どの方角の土地を購入すれば自分のライフスタイルに最適かを検討しましょう。
方角によって、日照時間や日当たりのよい時間帯が異なるので、それぞれが持つ特徴をご紹介します。
土地と方角
土地方角の見方
土地探しをしていると、○○向きの土地という言葉を目にすることがあるでしょう。
この「○○向き」というのは、道路に面している方角によって決まります。
例えば、北側道路に面している土地があれば、その土地は北向きと表記されます。
南向きの土地の場合、日差しを遮るものがなく、陽当たりが良好なため、人気も価格も高くなる傾向にあります。
ここでは接道状況と間取りプラン例をご紹介します。
北側道路の間取り事例
北向きの土地は、方角的に周囲の住宅に日差しが遮られてしまうため、1日を通して日当たりがあまり良くないです。
そのため、日中でも照明をつける必要があったり、冬場であれば比較的暖かい日でも暖房をつけなければ肌寒く感じることもあるでしょう。
ただ、日差しが入らない分夏場は涼しく過ごせたり、床や家具が日焼けする心配も少ないなど、北向きの土地にしかないメリットも存在します。
また、リビングを2階にすることで、日中の明るさや風通しを確保することも可能です。
南側道路の間取り事例
南向きの土地は、日差しを遮るものがないため、1日を通して日当たりが良いです。
日照時間も長いため、洗濯物も乾きやすく、日中であれば照明や暖房器具をつけなくても快適に過ごすことができるでしょう。
ただ、日当たりのよい南側にリビングを作ると必然的に道路向きになるため、プライバシー面が少し気になる方もいるかもしれません。
そんな時は目隠し用に塀を作ったり、リビングを2階にすることで、明るさを確保しながらプライバシーを守ることができます。
西側道路の間取り事例
西向きの土地は、午後からの日差し(西日)が強く差し込むため、夏場は午後から暑さを感じる日が増えるでしょう。
上の間取り図でいうと、3階の6帖の洋室が最も西日が当たります。
ただ、遮光ガラスやカーテンで対策をすれば西日は軽減されるので、一概にデメリットというわけではありません。
そして、午後から日が差し込むため、洗濯物を朝急いで干す必要がないのもメリットです。
これらのメリットを考慮すると、西向きの土地は朝はゆっくり過ごしたい方におすすめです。
東側道路の間取り事例
東向きの土地は、午後からは日差しが入りにくくなるため、夕方は晴れていても少し薄暗い印象になるかもしれません。
そのため、晴れていても夕方からは照明をつける必要があるときもあるでしょう。
しかし、東向きの土地は午前中の日当たりが良く、朝日で目を覚まして一日をスタートさせることができるというメリットがあります。
南東側に大きな窓を作れば長時間明るさを確保することも可能です。
南向きの土地よりも価格を抑えつつ、ある程度の日当たりを確保できるため、良いところどりをしたい方におすすめです。
方角と土地の地価
最後に、上のような分譲地があった場合の一般的な地価についてご紹介します。
角地でない東向きの土地と西向きの土地を標準とすると、まずは4つの角地の価格が上昇します。
中でも日当たりが良い南向きの土地は、坪単価が最も高く設定される傾向にあります。
そして、角地でない南向きの土地も、その日当たりの良さから東西向きの土地と比較すると地価が高くなります。
一方で、北側道路に面している土地は日当たりがあまりよくないため、角地でも価格の上り幅は低いです。
そのため、角地がいいけれども価格は抑えたいと考えている方におすすめです。
最後に、周りを全て住宅に囲まれている竿旗地は一般的に最も低価格に設定されています。
日当たりやバルコニーからの景色はあまり良くありませんが、土地購入費用を抑えた分建物にお金をかけることができるため、内装や外装にこだわりたい方におすすめです。
土地の方角と間取りまとめ
今回は、北側道路を始めとした方角別の間取りプランをご紹介しました。
理想のマイホームを建てるためには、土地の方角だけでなく、土地に対してどれくらいの大きさの建物が建てられるかを知ることが大切です。
なぜなら、同じ面積の土地を購入しても、実は地域によって建てられる家の大きさが異なるからです。
土地探しのコツ③では、建ぺい率と容積率をご紹介します。
土地の方角の次は、建築の制限を知って後悔ないマイホーム作りを実現しましょう。