市街化調整区域は後悔の元?メリット・デメリット6選
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目次
市街化調整区域とは
農地や森林などの保護のために、新しく住宅等の建物を建築することが許可されていないエリアのことです。
どの地域を市街化調整区域にするかは、県知事や市長が決定します。
市街化調整区域のメリット3選
①土地が安い
一般的に市街化調整区域は、都市部から離れていることもあるため、土地価格が安いことが多いです。
同じ広さでも、市街化区域の7-8割ほどの値段で購入できることもあります。
土地の価格が安い分、建物にお金をかけたり、希望よりも広い土地を購入できたりするので、理想を詰め込んだマイホームを作りたい方におすすめです。
②税金の負担が軽い
2つ目のメリットとして、固定資産税の負担が軽くなる点が挙げられます。
そもそも固定資産税とは、土地と建物の両方にかかるもので、金額もそれぞれ異なります。
一般的に建物の税金は、年が経つに連れて減少しますが、土地の税金は購入時から変わらないことがほとんどです。
そして土地の固定資産税は、土地の評価額に1.4%を掛け合わた金額であるため、評価額が低いほど税金も低くなる関係性にあります。
市街化調整区域の土地の場合は、
①建築に制限がある点
②元々の土地の値段が安い点
③都市計画税を支払う義務がない点
から、市街化区域にある土地よりも固定資産税の負担額が低くなる傾向にあります。
ただし、正式にいくら負担するのかは自治体の判断によって異なるため、気になる方は先に確認しておきましょう。
③落ち着いた環境で生活ができる
3つ目のメリットは、落ち着いた環境で生活ができるところです。
商業施設が少なく人の往来が少なく静か、緑が多い、大きな公園があるなど
子育てしやすい静かな環境です。
市街化調整区域のデメリット3選
①開発許可を取るのが大変
市街化調整区域で家を建てる場合には、開発許可を取る必要があります。
市によって許可を得るまでにかかる期間は異なりますが、大体1ヵ月前後はかかると考えていた方が良いでしょう。
そのため、一刻も早くマイホームを手に入れたいという方には向いていません。
また、将来的に再建築を行う場合にも、許可取りが必須なのでその点も要注意です。
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②商業施設が周りにできにくい
これは落ち着いた環境で生活ができるメリットの裏返しなのですが、市街化調整区域で暮らすとマイホームの周りに商業施設ができにくいというデメリットがあります。
市街化調整区域は自然を守る目的がある為、大規模な都市開発が行われる可能性が低いです。
そのため、周辺環境の利便性を求める方には向いていないでしょう。
③インフラ整備が遅れていることがある
市街化調整区域では、もともと人が暮らすことを想定していないこともあり、インフラの設備が遅れている場合があります。
もし、気に入った土地のインフラ整備がされていなかった場合には、自腹で工事を行うのが一般的です。
ただし、既に整備されているかどうかは地域によって大きく異なります。
そのため、気に入った土地が見つかった場合には、最初にインフラの状況を確かめましょう。
市街化調整区域に家を建てるなら
以上のデメリット・メリットを踏まえたうえで、市街化調整区域に家を建てるのに向いている人は以下の人です。
①広い土地に家を建てたい人
②価格を重要視する人
③自然豊かな環境を求める人
これはあくまでも目安なので、条件に当てはまらないからといって気に入った土地を諦める必要はありません。
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