不動産売却の集客は何をする?代表的な4つの販売活動と「内覧が入らない」時のチェックポイント|不動産売却の基礎知識⑫
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「売り出したのはいいけれど、不動産会社は具体的にどんな動客をしてくれているんだろう?」
査定を終え、価格を決めて販売を開始しても、実際に何が行われているか見えにくいと不安になりますよね。
実は、不動産集客には「ネット」と「地域密着のアナログ」の掛け合わせが不可欠です。
今回は、不動産会社が裏側で行っている代表的な集客方法と、その狙いについて解説します。
近隣へのアクション(挨拶回り)
不動産業界において、近隣への挨拶はマナー以上の戦略的な意味があります。
購入可能性の高い「隣人」へのアプローチ
「親を近くに呼びたい」「子供世帯を隣に住ませたい」
というニーズは非常に多く、隣近所の方が購入を決めるケースは珍しくありません。
「住んでいる人の声」を収集
周辺の買い物環境や治安など、実際に住んでいる人の生の声を集めることで、
検討者によりリアルで魅力的なプレゼンが可能になります。
往来への配慮
内覧が始まると見知らぬ人の出入りが増えるため、
事前に挨拶をしておくことでトラブルを防ぎ、売却をスムーズに進める土壌を作ります。

チラシ配布(ポスティング・新聞折込)
デジタル全盛の今でも、チラシは強力な武器です。
ターゲットを絞ったポスティング
「このマンションの別な部屋に住みたい」「この町内で住み替えたい」
という近隣住民の潜在ニーズを掘り起こします。
信頼の新聞折込
ネットを利用しない層や、じっくり紙面で比較したい層に有効です。
ポータルサイトを見ない層に「たまたまポストに入っていたチラシ」で
物件の存在を知らせる、プッシュ型の営業として今なお現役の手法です。

インターネット・不動産ポータルサイトへの掲載
現代の住まい探しにおいて、ネット掲載は避けて通れません。
大手3大サイトの活用
「SUUMO」「LIFULL HOME'S」「at home」などへの掲載。
24時間365日、全国の検討者に情報を届けます。
データの活用
閲覧数や「お気に入り登録数」などの客観的なデータが取れるため、
「価格は適正か?」「写真の差し替えが必要か?」といった戦略の修正が根拠を持って行えます。
レインズへの登録
自社だけでなく全国の不動産会社に情報を公開し、
他社が抱える買主様を繋いでもらう、最も重要な広報活動の一つです。

既存顧客(ハウスリスト)への紹介
不動産会社が過去に問い合わせを受けた
「家を探している人」のリストに対し、直接アプローチを行います。
「以前、別の物件でお問い合わせいただいたA様なら、今回の条件にピッタリだ」
といったマッチングが行われるため、広告を打つ前に成約が決まるケースもあります。

まとめ:販売開始から1ヶ月が「勝負の分かれ目」
通常、販売開始から1ヶ月もあれば、上記の告知は一通り完了します。
もし、1ヶ月経っても「内覧が一度も入らない」という場合は、以下の可能性を疑ってみてください。
価格設定:
現在の相場に対して、売出価格が高すぎる。
囲い込み
不動産会社が他社からの紹介を断っている(悪質なケース)。
広告の質
写真が暗い、情報が不足しているなど、物件の魅力が伝わっていない。
「内覧が入らないから、すぐに価格を下げましょう」という提案を鵜呑みにするのではなく、
「なぜ内覧が入っていないのか(閲覧数はどうなのか?)」の分析を、まずは担当者に求めてみてください。