住宅ローンの仮審査を勧められた!早く審査するメリットとは?
家探しをしていると、不動産会社から仮審査を勧められることがあります。
仮審査とは本審査の前に行われる住宅ローン審査のことで、申込者の返済能力を確認するために行います。
関係性が浅い不動産会社の営業から急に仮審査を勧められると
と疑問を抱く方も多いでしょう。
そこで今回は、なぜ不動産会社は仮審査を勧めるのかと早めに仮審査を行うメリットを解説します。
仮審査とは?
仮審査を早めに行うメリットを解説する前に、まずは仮審査の概要を説明します。
仮審査とは、ローンの本審査をする前に行われる簡易的な審査のことです。
ここでは年齢や年収・職業や健康状態などの情報をもとに、ローンが組めるかどうかを判断されます。
審査は、書類提出またはインターネットサイトで申し込みが可能です。
本審査との違い
仮審査を無事に通過できたら、次は本審査に進みます。
仮審査と本審査の大きな違いは、審査の厳密さです。
本審査では仮審査のときに必要なかった提出書類が増え、様々な角度から返済能力の有無が審査されます。
そのため、仮審査よりも結果が出るまでに時間がかかります。
そしてこの本審査に通ると、晴れて住宅ローンの契約ができるようになります。
早めに仮審査をするメリット3つ
ここからは、本題の住宅ローン仮審査を早めに行うメリットを紹介します。
これを読めば不動産会社が事前審査を勧める理由も同時にご理解いただけるかと思います。
安心して家探しができるから
仮審査のメリットの中で特に魅力的なのは、安心して家探しをできることです。
ここでは、なぜ安心できるのかを解説します。
適正価格で比較検討ができる
例えば気に入る物件が見つかったときに初めて仮審査をして、
と銀行に言われてしまったらどうでしょう。
希望の物件を購入できない悲しさと、これから当初よりも低い価格帯で家探しをすることにネガティブな感情が生まれてしまうかと思います。
もし初期段階で仮審査をしていれば、初めから適正な価格帯で楽しみながら物件を比較検討できたはずです。
そして、希望物件を購入できる可能性も高かったでしょう。
計画的にマイホーム探しをするなら、早めの仮審査を検討してみてください。
ローンを組めるか確かめられる
家探しをしている人の中には、過去の金融事故が原因で今すぐにローンが組めない可能性がある人も存在します。
金融事故とは、自己破産や債務整理、支払いの滞納、クレジットカードの強制解約などが原因で発生するネガティブな情報のことです。
もし過去5年以内に事故を起こしていると、住宅ローンを組むことがかなり難しくなります。
こんな風に心当たりがなくても、仮審査をしてみたら本当は事故歴があったなんてケースも存在します。
そのため、自覚している事故がなければ絶対に大丈夫とは言い切れません。
仮審査をすれば、自分が①満額融資可能 ②減額対象 ③ローン否決 のどの属性にいるのかが確かめられます。
そのため、安心して家探しを始めたい人におすすめです。
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効率良く家探しができるから
最後のメリットは、効率的に家探しができることです。
今までにご紹介した2つメリットのまとめだと思って読んでみてください。
一般的な住宅購入の流れは、
①気に入る物件が見つかるまで家探しをする
②仮審査を申し込む
という順番で進んでいきます。
もし仮審査の段階でローンが否決や減額になった場合には、家探し段階に戻って気に入る物件を探しなおさなければいけません。
一方、仮審査を先に行うと逆戻りのリスクを回避することができます。
仮審査を行うと初めから大体の借入可能額・優遇金利・銀行での諸費用まで知ることができるので、無理のない返済計画を立てられます。
また、内見・来店に費やす時間や労力を無駄にすることもありません。
そのため、住宅購入の時期が決まっていたり、スムーズに家探しを進めたい人は、こちらの流れに沿って手続きを進めてみてもいいかもしれません。
仮審査は勧められても断ってもいい
今回は、なぜ不動産会社は早めの仮審査を勧めるのか、その理由を解説しました。
不動産会社の立場からメリットをいくつかご紹介しましたが、コラムを読んでメリットを感じない場合には勧めを断っても問題ありません。
なぜなら、審査をするかどうかを決めるのは自分自身だからです。
検討段階で個人情報を知られたくなかったり、購入の意志が固い物件でのみ審査を行いたい場合には、その旨を伝えてみてください。
意志を尊重してくれる不動産会社であれば、その後の関係性も上手くいくでしょう。